らいおんデス。
大好きな秋を感じる前に冬が来たような気がしマス。
秋は実りの、蓄えの季節。
沢山食べて冬に備えるのデスヨ。
……備えたところで、冬も蓄えの季節なんだケドネ。
今日はあるお客様からのお電話で「これは判りやすく写真にとって記事に!」ってことになった「リアフォグランプ」についてご紹介するヨ。
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まず上の写真を見て下さい。
これは、プジョー308のギアをバックに入れた状態です。
「あ、右バックランプ(※)が切れてる!」
そう思われる方もいるかもしれません。
(※後方に「今からこの車は下がりますよ」という警告を発するのが、バックランプです)
ところがこれは、ランプが切れているわけでもなく、断線している訳でもないのです。
多くのプジョー車の場合、左は確かにバックランプなのですが、右はというと……
ついた状態がこちら。
これは「リアフォグランプ(fog lamp=霧灯)」が点灯した際につきます。
両方がバックランプである日本車とは異なり、ヨーロッパ車は、片側をリアフォグランプにしているケースがよくあります。プジョーもその中の一つです。
つまり、多くのプジョー車では、これがデフォルトとなっております。この場合はけして球切れではありませんので、お間違えなきよう。
(下記にご説明する方法でもリアフォグランプつかないよ、という場合はディーラーにまでご相談下さい)
そもそもフォグランプとは一体どんなものでしょうか。
フォグランプは、霧が発生した時、もしくは視界の悪い状態(土砂降りの雨などの際)に点灯すると、左右の視界を広げるのにも効果的です。
後方に関しては、光の性質などから、波長の長い赤色光は遠方まで届くこともあり、後方の車に対しての尾灯としてこちらを、そしてこの色のものをつけているようです。
「じゃあ、後ろにアピールする意味合いも兼ねて普段からつけてもいいのかな?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはあくまで「視界の悪い状態」での尾灯。
常に点灯していると、後方を走る車からすれば非常にまぶしく、迷惑と思われることもありますので、悪天候時以外での使用は、交通マナーとしても控えた方がいいかもしれません。
(この写真は日中に撮ったものですが、暗い状態でのリアフォグランプの光は、結構まぶしいです)
ではこのリアフォグランプ、どのように点灯するのかというと……
308の場合、運転席ハンドルの左、このレバーを操作すると点灯します。
(前方のライトが点灯した状態で、リアフォグランプは作動します)
リアフォグライトが点灯した状態になると、メーター部分に下のような表示がされます。
緑色の表示は、通常のフォグランプが点灯した際につきます。
そして右のオレンジ色の表示、これがリアフォグランプが点灯していることを現します。
プジョーオーナーの方で、もし誰かからここの部分を「球切れしてるよ」と指摘を受けたら、今までご説明した内容を、話してみて下さい。
そしてその説明の最後に、ライオンのマークのポーズを付け加えると、きっとあなたもパリジャン・パリジェンヌ……かも、しれません。